老犬の毛並みが悪い原因と対策

犬の老化の初期症状

毛並み

家族の一員であるワンちゃんを見ていて、ある日ふと「あれ?なんか歳とったな...」と感じることありませんか?


犬の老化は避けがたい自然現象です。一般的に大型犬なら生後7年ほど、小型犬でも10年近く経つと徐々に老化のサインが見えてきます。


筋肉の衰えや食欲不振など老化の兆候はたくさんありますが、老化の初期症状として毛並みが悪くなるということがあります。


人間も加齢によって髪の毛にツヤが無くなるように、犬も老化による新陳代謝の衰えや内蔵の衰えなどによって、毛に若々しさがなくなってくるのです。


愛するワンちゃんのために、できるだけ老化を遅らせてあげたいと思うのが飼い主の願いですよね。


そのため、ちゃんと老化の兆候に気づいてあげることと、毛並みが悪くなってきたときに体にどんな変化が起きているのか?という原因の部分と、対策についてしっかりと理解しておいて欲しいと思います。


老化による代謝の低下と栄養不足が原因

衰え

犬も人間と一緒で、歳を取ると老化により皮膚や肉球の弾力が失われてきます。


これは皮膚の細胞を作る機能が衰えてきて、健康な皮膚を作るのが難しくなるからですが、このような状態になると当然毛を作る細胞も衰えているために、毛がぱさついたり、毛の密度が薄くなる、白髪が増えるなどの症状が出てきます。


また老化によって新陳代謝が悪くなると、毛が伸びるのが遅くなったり、抜け毛が多くなったりもします


さらに体力や筋力が落ちてくるので、少しの距離を歩くのに時間がかかったり、ずっと寝ていることが多くなったりします。以前に比べて散歩を喜ばなくなり、運動量が減っていると感じたら注意が必要です。


運動量が減ると血液の循環が悪くなるため、体のいろんな部分に血液が行きわたりにくくなります。


そうすると、毛や皮膚の栄養分も届きにくくなるために、毛ツヤがなくなったりするのです。


また内臓に関しても、高齢になるほど消化機能が低下してくるので、食が細くなってきます。若い頃と同じ量の食事を与えても残すようになるのもこのためです。


そうなれば栄養そのものが不足するので、これも健康な毛を作りにくくしてしまうのです。


このように、犬も加齢によって代謝が落ちてうまく毛が生え変わらなかったり、栄養がいきわたりにくくなるために、どうしても毛並み毛艶が悪くなってしまうのです。


改善するために必要な対策3つ

では、愛犬の毛並みが悪くなってきたときにしてあげられる対策にはどのようなものがあるでしょうか?


主なものは次の3つです。


  • ブラッシング
  • シャンプー
  • 食事

ブラッシング

ブラッシング

まずブラッシングについてですが、老化によって皮膚のターンオーバー(古い皮膚が剥がれて新しい皮膚に生まれ変わること)が遅れてきます。


そうすると古くなった毛が抜けずにいつまでも残ったり、古い皮膚がいつまでも垢として留まってしまうため、皮膚にとっては健康な状態ではありません。


そのため、定期的にブラッシングをしてあげるのです。


ブラッシングをすることにより、不揃いに絡んだ毛がほどけてキレイになるだけでなく、古くなった毛が抜けるように手助けしてあげること、さらには皮膚のマッサージ効果にもなり、血行が良くなることでターンオーバーを促進することが期待できます。


ここで注意したいのはブラッシングの強さです。


衰えた皮膚は毛が抜けやすくなり、傷つきやすくなっています。ごしごしと強い力ではなく、優しく労わるような力でブラッシングしてあげましょう。


シャンプー

シャンプー

続いてシャンプーについてですが、私たちの髪の毛のように汚れを落として綺麗な状態を保つためであることはもちろんですが、老犬は若いころに比べて免疫力も落ちてきますので、病気の原因になるようなウィルスの発生源となるダニ・ノミを定期的に排除するためにも大切です。


気を付けなければならないのは、犬にとってシャンプーは私たちの想像以上に体力を消耗する行為だということです。


老犬はただでさえ体力が落ちていますから、月に1回程度にして長時間のシャンプーは厳禁です。


またシャンプーが終わったらすみやかに身体を乾かしてあげることが大切です。


冷えた体のままだと風邪をひきやすくなりますし、温度差による負担で心臓に負担がかかり、最悪心臓発作を引き起こすことも考えられます。


食事

栄養

最後に食事についてですが、やはり皮膚や毛を作るための材料である栄養素をおろそかにすることはできません


ブラッシングやシャンプーよりも根本的なことであるため、食事が一番重要になってくるでしょう。


老犬は胃腸の働きが衰えてくるため、どんなに食べたくても体が受付てくれないのでどうしても若い頃と比べて食べる量が減ってきます。


そのため栄養が不足しないように、より効率的に栄養を取れる食事が重要となります。


また顎の噛む力が落ちている場合には、のどに詰まらないよう、また消化がよくなるように柔らかい食事を与えてあげましょう。


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低カロリーで低脂肪、また筋力を維持させるために高タンパク質の食事を心がけたり、ドッグフードにサプリメントを混ぜるのも効果的でしょう。


老犬の場合はたくさん食べさせると消化できないために吐き出してしまったりすることがあるため、食欲がない時は無理やり食べさせるのではなく、サプリメントを利用する方がいいと思います。



サプリメントの多くはドッグフードに1粒〜数粒混ぜるだけなので食欲が無くても食べれるし、それほど高いものではないので検討してみるといいでしょう。


以上の3つのことを実施しても、変化が見られない場合は、その他の要因である皮膚の病気などの可能性もあります。


毛並みが悪いだけでなく明らかな脱毛、皮膚のできものがある場合は、かかりつけのお医者さんに相談してみて下さい。