老犬の下痢は膵炎が原因のこともある

下痢や嘔吐に要注意

下痢

うちの犬は、若い頃からムラ食いだったのですが、8歳になってから急に白髪など老化を感じるようになったこともあって、なんとなく食欲がなくなってきたかもと思いながらもそれほど気にはしていませんでした。


ただ時々元気がなく、お腹がゆるくなったので、「原因はわからないけど、元気がないような気がする」と普段通っている動物病院で聞いてみました。


すると、「甲状腺機能低下症かもしれない」と血液検査をすすめられました。


犬でも甲状腺機能低下症になると、うつ状態のようになるらしいのです。


そのとき、うちの犬は血管も細く、病院も嫌がるので、採血の回数は少ない方がいいと思って、ついでにできる検査をすることになり、一般の健康診断と膵臓の検査もしてもらいました。


予想外の結果に先生も驚き

検査

検査結果が出て、甲状腺も健康診断にも特に問題は無かったのですが、ついでにやったはずの膵臓の検査に異常が出て、「慢性膵炎」との診断が出ました。


膵炎(すいえん)というのは、膵臓から分泌される膵液が膵臓自体を消化してしまうために炎症を起こしている状態だそうです。


動物病院には二週間に一度は通っていたのに、全く膵臓の病気は疑われることはありませんでした。


私は犬も膵臓が悪くなるということも知らず、みんなで驚きました。


膵炎にも急性と慢性というものがあって、前者の場合は症状が急激に、しかも嘔吐なども激しいためにわかりやすいのですが、後者の慢性の場合は症状が比較的控えめで、徐々に症状が進行していくために、老化による消化器の衰えと区別が付きにくいそうです。


幸い、食事を療養食に替え、吐き気止めを飲みながら安静にすることで、今は安定して吐き気や腹痛、下痢に悩まされることがなくなっています。


今思い出してみると、気がつかずに普通に散歩などしていた頃には時々吐きそうになったり、不安な表情で抱き上げてもらいたがったりすることもあったので、苦しかったのだと思います。


慢性膵炎は症状がそれほどひどいものではないのですが、急性膵炎に変わることもあり、もしそうなってしまうと苦しんで数日で亡くなったりする怖い病気なので、身体に爆弾を抱えていることがわかって良かったです。


ただの年齢による衰えと見分けがつかないので、血液検査するしか診断できないとのことでした。


老化による体調不良が気になったら病院へ

病院へ

膵炎という病気になって私もいろいろと初めて知ることばかりだったのですが、獣医さんでも通常の診察だけではなかなかわからない病気なので、急に苦しみだして無くなる犬の中に、膵臓が悪かった子が結構いるようです。


ネットでブログを読んでいても、同じような症状が出ていても、「胃腸が弱い子だから」「すぐ治ったから平気」と思われている場合がたくさんあって、犬は辛くてしょうがないのに気づかれないまま亡くなってしまったことを考えると、犬はもちろん飼い主さんもとてもつらいと思います。


症状がひどい場合は、見るのも辛いくらいの苦しみになるそうなので、膵臓の検査費用も高いのですが、少しでもおかしな点があればできるだけ検査してあげて欲しいと思います。


そして、老犬の場合は特に若い頃よりも体調に変化があることが普通だと考えがちですが、慢性膵炎のように静かに体をむしばんでいることがあるので、普段から定期的な診断や、食事の量やしぐさなどをしっかりと観察して変化がないか最低限の健康管理をしてあげて欲しいと思います。