老犬の突発性前庭疾患

いざという時のために知っておこう

獣医

愛犬と一緒にいる時間が長くなるほど、急な体調不良や病気などを経験する可能性が増えてきます。


原因が分からず突発的に起こるものの代表的なものとして、前庭疾患(ぜんていしっかん)というものがあります。


前庭というのは、三半規管と同様に耳の中にある体の平衡感覚をコントロールする器官の一部です。


この重要な部位に突然トラブルが発生するため、目が回ったり歩けなくなったりするのです。


あまりにも突然に発生するため、症状などを目の当たりにした飼い主さんがびっくりしてしまわないように、前庭疾患がどんな症状なのかを知っておくことはとても大切です。


では、実際に愛犬が前庭疾患になった事例を2つ紹介しましょう。


突然発症するのでびっくり(体験談@)

驚き

うちの場合は、突然眼球が左右に揺れて痙攣のような症状を起こすようになりました。


元々、少し痴呆症状が出てはいたのですが、当初は、脳の出血など脳に何か重大なトラブルが起きたのかもしれないと思いました。


慌てて病院に連れて行きましたが、前庭疾患という病気だという事が分かりました。


原因不明の病気で、めまいを起こしたような症状が特徴で、高齢犬に良く見られる病気だそうです。


この病気が原因で死んでしまう事はないそうですが、めまいを起こして気持ちが悪いので、エサや水を受け付けられず、衰弱して亡くなってしまう子もいるそうです。


うちの場合、エサは少し食べてくれましたが、一応点滴だけ打ってもらいに病院に通いました。すぐにめまいの症状もなくなっていましたが、何度も繰り返すようになりました。


この病気は基本的には安静にして、良くなるのを待つしかありません


目が回っているような状態なのに起き上がろうとして勢い良く倒れる事もあり、目を離す事はできませんでした。


家の中をなるべく柔らかいクッション性のある物でカバーしたりして、ケガをさせないようにすることも大事です。


食欲が落ちるので体が心配(体験談A)

倒れる

うちの14歳を過ぎた柴犬も突然、前庭疾患を発症しました。


症状としては目がグルグルしていて、まっすぐ立てない状態になります。


人間でいう所のメニエール病に似た症状だそうです。


最初はその病気とは分からずに、もう歳だから脳梗塞などの病気でダメなのかな・・と思いました。


ただ、ひっくり返ってはいるものの比較的元気は良く、ネットで調べたら前庭疾患という病気に似ていたので、病院へ連れて行ったところ先生から「前庭疾患だね」と言われました。


その時に血液検査もして頂き、もし臓器に異常があれば厳しいかもと言われましたが、幸い血液検査に異常はなく一安心でした。


治療としては、目が回っているので食事や水分が取れず体力が落ちてしまうので、点滴をして栄養状態を保ち、薬も1日1回注射や水で溶かして口の中へ入れました。


点滴をすると2日くらい持つので、3日に1回か2日に1回病院へ行き点滴をしました。そうすると徐々に回復して1週間もすると大分落ち着きましたが、中々食べ物を食べれる状態にはならずに困りました。


ただでさえ老犬で食が細くなっていたところだったので、普段のエサに色々と他の良い匂いがするエサ(ゼリーなど)を混ぜたりして食べさせました。


先生の話では病気自体は1週間ぐらいで良くなるとの事ですが、やはり老犬が掛かり易い病気の為、食事が出来るようになるのに個人差があるとの事です。


うちの犬はちゃんと食べれるようになるのに3週間は掛かりました。


点滴も2〜3日に1回連れて行くのも大変なので2週間後くらいからは口の中にエサを押し込んだりして食べさせました。この前庭疾患と言う病気自体で死ぬ事は無いとの事だったので安心はしていましたが食べるまでは大変でした。


後は、病気をして最初の頃はグルングルンと体を回転させてのたうち回ってるので、段ボールで大き目な囲いを作り、体や頭を周りの角にぶつけないように気を付けていました。


2か月経った今では普段の状態に戻っています。また再発するかもしれないとの事ですが1度経験したので今度は慌てず対応出来そうです。皆さんも参考にして下さい。


愛犬の老化を感じ始めたら7万頭以上が愛用している人気のサプリメント